厚生労働省より、スマートフォンのマイナ保険証が2025年9月中旬から利用開始となるとの発表がございました。
当法人も早急に機器等の準備を整えているところです。
今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
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こんにちは
「毎日しっかり歯を磨いているのに、どうして歯が黄ばんでくるんだろう?」
「コーヒーや紅茶が好きだけど、着色が気になって思いっきり楽しめない…」
「自信を持って、にっこり笑える白い歯になりたい!」
日々の診療で、このような歯の着色に関するお悩みを本当に多くの方から伺います。
清潔感のある白い歯は、お顔全体の印象を明るくし、何より自分に自信を与えてくれますよね。
歯の着色、いわゆる「ステイン」は、毎日の歯磨きだけではなかなか落としきれない頑固なもの。
しかし、諦める必要は全くありません。
なぜなら、歯が着色する原因は様々で、その原因に合わせた適切なアプローチさえ知れば、
あなたの歯は本来の輝きを取り戻せるからです。
このブログでは、「歯の着色」をテーマに、なぜ着色してしまうのかという根本的な原因から、
ご自宅でできるセルフケア、そして歯科医院で行う本格的な着色除去治療まで、
プロの視点から徹底的に解説していきます。
少し長くなりますが、読み終える頃には、あなたのお悩みを解決するヒントがきっと見つかるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
まず大切なのは、敵を知ること。
なぜ歯が着色するのか、そのメカニズムを理解することから始めましょう。
歯の着色は、大きく分けて「外因性着色」と「内因性着色」の2つに分類されます。
最も一般的で、多くの方が悩んでいるのがこの「外因性着色」です。
これは、食べ物や飲み物、タバコなどに含まれる色素が、歯の表面に付着して起こります。
歯の表面にある「ペリクル」が鍵
歯の表面は、一見するとツルツルしていますが、
実は「ペリクル」という薄いタンパク質の膜で覆われています。
このペリクルは、歯を酸から守るなどの良い働きもするのですが、
一方で粘着性があるため、様々な色素を吸着してしまう性質があります。
ペリクルに付着した色素が時間とともに蓄積し、層になることで、
頑固な「ステイン」となって歯に固着してしまうのです。
ポリフェノールを多く含む飲食物
コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶
赤ワイン
チョコレート、ココア
カレー、ケチャップ、ソース類
ブルーベリー、ブドウなどの色の濃い果物
これらの食品に含まれるポリフェノール(タンニンやカテキンなど)が、
ペリクルと結びつきやすい代表的な色素です。
タバコのヤニ(タール)
タバコに含まれる「タール」は、非常に粘着性が高く、歯の表面にベットリと付着します。
コーヒーなどのステインよりも強力で、黄ばみというよりは茶色〜黒っぽい色になるのが特徴です。
特定の口内細菌(クロモゲン細菌)
お子様の歯に黒い点々や線が見られる場合、
これはクロモゲン細菌という色素産生菌が原因のことがあります。
虫歯ではないため心配はいりませんが、歯磨きではなかなか落とせません。
外因性着色は、歯の表面の問題なので、比較的落としやすいのが特徴です。
日々のケアと、歯科医院での専門的なクリーニングが非常に効果的です。
一方、歯の内部構造の変化によって起こるのが「内因性着色」です。
これは歯の表面を磨いても改善が難しく、専門的なアプローチが必要になります。
加齢による変化
歯は、表面の半透明な「エナメル質」と、その内側にある黄色味を帯びた
「象牙質」で構成されています。
年齢を重ねると、エナメル質が徐々に摩耗して薄くなる一方、
象牙質は色が濃く、厚みを増していきます。
その結果、内側の象牙質の色が透けて見えやすくなり、歯全体が黄色っぽく見えるようになります。
これは生理的な変化と言えます。
薬剤の影響(テトラサイクリン歯)
歯の形成期(0歳〜8歳頃)に、テトラサイクリン系の抗生物質を長期間服用した場合、
その副作用で歯の色がグレーがかったり、縞模様になったりすることがあります。
歯の神経(歯髄)の失活
虫歯が進行したり、歯を強くぶつけたりして歯の神経が死んでしまうと、
歯に栄養が行き渡らなくなり、時間とともに歯が内側から黒ずんできます。
歯の形成不全
生まれつきエナメル質や象牙質がうまく作られない「エナメル質形成不全症」などにより、
歯の一部が白濁したり、茶色っぽくなったりすることがあります。
これらの内因性着色に対しては、後述する「ホワイトニング」が有効な治療法となります。
原因がわかったところで、次にご自宅でできる具体的なケア方法を見ていきましょう。
日々の小さな積み重ねが、白い歯を保つための最も重要な基礎となります。
1. 「着色除去」を意識した歯磨き術
毎日の歯磨きも、少し意識を変えるだけで効果が大きく変わります。
・歯磨き粉の選び方
ステイン除去成分配合のものを選ぶ: 歯磨き粉の成分表示を見てみましょう。
「ポリエチレングリコール(PEG)」「ポリリン酸ナトリウム(PPA)」といった成分は、
歯の表面に付着したステインを浮かせて除去する働きがあります。
研磨剤(清掃剤)は適度なものを: 研磨剤はステイン除去に有効ですが、粒子が粗すぎたり、
ゴシゴシ磨きすぎたりすると、歯の表面にミクロの傷をつけてしまい、
かえって着色しやすい環境を作ってしまいます。
歯科医院で販売しているような、低研磨・低発泡のものがおすすめです。
・正しいブラッシング
優しい力で小刻みに: 歯ブラシを鉛筆のように持ち、軽い力で小刻みに動かすのが基本です。
ゴシゴシ磨きは歯や歯茎を傷つけるだけではなく、着色除去の効果も高くありません。
歯と歯茎の境目を丁寧に: ステインは歯の根元、歯茎との境目にたまりやすい傾向があります。
毛先を45度の角度で当て、優しく磨きましょう。
2.歯間ケアを習慣にする
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れの約60%しか落とせないと言われています。
歯と歯の間はステインが蓄積しやすい場所。
デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使うことで、着色を予防し、
同時に虫歯や歯周病のリスクも大幅に減らすことができます。
3. 食生活のちょっとした工夫
着色しやすい食べ物や飲み物を完全に断つ必要はありません。
摂取した後のケアが重要です。
・食べた後、飲んだ後はすぐに口をゆすぐ: 最も簡単で効果的な方法です。
水で口をゆすぐだけでも、色素が歯に定着するのを防げます。
可能であれば、その後に歯磨きをするのが理想です。
・ストローを活用する: コーヒーや紅茶、赤ワインなどを飲む際にストローを使えば、
液体が前歯の表面に直接触れるのを防ぐことができます。
4. 市販のホワイトニンググッズについて
最近では、ドラッグストアなどで様々なホワイトニンググッズが販売されています。
これらは手軽ですが、その効果と限界を正しく理解しておくことが大切です。
・ホワイトニング歯磨き粉、消しゴムなど: これらは基本的に「歯の表面のステインを落とす」
ことを目的としています。
加齢などによる内因性の黄ばみを、歯本来の色以上に白くすることはできません。
・使用上の注意: 海外製のホワイトニング剤など、日本では認可されていない強い成分を
含んだものも個人輸入などで手に入りますが、歯や歯茎にダメージを与えるリスクがあるため、
自己判断での使用は避けるべきです。
セルフケアはあくまで「予防」と「軽い着色の除去」がメインです。
すでに定着してしまった頑固なステインや、歯の内側からの変色には、やはり限界があります。
セルフケアで改善が見られない場合、また、もっと確実に歯を白くしたい場合には、
ぜひ私たち専門家にご相談ください。
歯科医院では、様々な専門的アプローチであなたのお悩みに対応します。
1. PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
PMTCは、歯科医師や歯科衛生士が、専用の機器とフッ化物配合のペーストを使って行う
歯のクリーニングです。
効果: 普段の歯磨きでは絶対に落とせない「バイオフィルム」という細菌の膜や
付着したばかりの軽いステインを徹底的に除去します。
歯の表面がツルツルになり、汚れの再付着を防ぐ効果もあります。
特徴: 痛みはほとんどなく、むしろ気持ちが良いと感じる方が多いです。
治療というよりは「歯のエステ」のような感覚です。
定期的に(3〜6ヶ月に一度)受けることで、虫歯や歯周病予防にも繋がり、
健康で美しい口内環境を維持できます。
こんな方におすすめ:
お口全体をスッキリさせたい方
着色を予防したい方
茶渋や軽い黄ばみが気になる方
2. エアフロー
エアフローは、非常に細かいパウダー粒子を、水と一緒にジェット噴射で
歯に吹き付けて汚れを除去する方法です。
効果: PMTCでは届きにくい歯と歯の間や、歯の凹凸部分、矯正装置の周りなどに付着した、
より頑固なステインを強力に除去します。
特に、タバコのヤニやコーヒー、紅茶による濃い着色に絶大な効果を発揮します。
特徴: 短時間で効率的に着色を落とすことができます。
PMTCと組み合わせて行うことで、より高い清掃効果が得られます。
こんな方におすすめ:
タバコのヤニが気になる方
コーヒーや紅茶をよく飲み、着色が濃い方
短時間で着色をリセットしたい方
3. ホワイトニング
ホワイトニングは、ご自身の本来の歯の色を取り戻すという外因性着色よりは、
内因性着色に対しての有効な術式です。
オフィスホワイトニング(歯科医院内で行う施術)とホームホワイトニング(ご家庭に行う)
の2種類があります。
ホワイトニングについては、別のブログで詳しく説明したいと思います。
治療して終わり、ではありません。
美しい白い歯をできるだけ長く維持するためには、治療後の生活習慣が非常に重要です。
着色しやすい飲食物を摂った後のケアの徹底
前述した「口をゆすぐ」「歯を磨く」といったケアを、
これまで以上に意識して習慣にしましょう。
ホワイトニング直後は特に色が付きやすい状態なので注意が必要です。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の活用
日々のセルフケアで、ステインの再付着を防ぐ成分が入った歯磨き粉を使うと、
ご自身の本当の歯の色の維持に繋がります。
定期的な歯科医院でのメンテナンス
これが最も重要です。3〜6ヶ月に一度は歯科医院でPMTCやエアフローを受け、
歯の表面をクリーンな状態にリセットしましょう。
これにより、新たな着色を防ぎ、ご自身の本来の歯の色を長持ちさせることができます。
歯の色に関する悩みは、一人で抱え込まずに、ぜひ一度、かかりつけの歯科医師にご相談ください。
あなたの歯の状態、ライフスタイル、そして「どんな白さになりたいか」というご希望に合わせて、
最適な治療プランを一緒に考え、提案してくれるはずです。
この記事が、あなたが自信に満ちた最高の笑顔を手に入れるための一助となれば、
これほど嬉しいことはありません。
医療法人社団天白会有明ガーデン歯科クリニックは、
お口の中の些細なトラブルやお悩み事、検診など、お気軽にご相談できる歯科医院です。
患者さま一人ひとりの価値観やライフスタイルに合わせたご提案を行っています。
どんなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
土日祝も20時まで診療しており、駐車場も完備しています。お気軽にご相談ください。
あなたの歯の健康をサポートいたします!
医療法人社団天白会
有明ガーデン歯科クリニック
院長 歯学博士 石坂千春
理事長 歯学博士 山田健太郎
日本口腔インプラント学会 専門医
表題の通り、2025年9月1日より、自由診療の料金を改定させていただきます。
ホームページにございます価格表についても近日差し替えいたします。
何卒ご理解のほど、お願いいたします。
こんにちは。
最近、「口ゴボが気になります」「横顔がもっこりしていてマスクを外すのが恥ずかしい」
といった、ご相談を受けることが増えました。
“口ゴボ”という言葉は、SNSなどでも広く使われるようになり、
美容的なお悩みのひとつとして注目されていますが、
実は見た目だけでなく、かみ合わせや呼吸、発音といった機能面にも関係することがあります。
今回は、「口ゴボとは何か」「どうして起こるのか」「どのような治療方法があるのか」など、
歯科医師の立場からわかりやすくお伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただければ幸いです。
口ゴボとは、口元が前に出ているように見える状態のことを言います。
特に横顔を見たとき、鼻と顎を結ぶ「Eライン」よりも上唇・下唇が大きく前に出ている場合、
「口ゴボ」と呼ばれることが多いです。
見た目の特徴としては:
・口元が“もっこり”として見える
・口を閉じると顎に梅干し状のシワができる
・唇が厚く見える
・鼻が低く見える(相対的に)
・無意識に口呼吸をしている
といった症状が見られます。
口ゴボの原因には、骨格・歯並び・生活習慣の3つが関係していることが多いです。
① 骨格の影響(骨格性上顎前突・下顎劣成長)
上あごや下あごの骨の成長バランスによって、口元が突出して見える場合があります。
たとえば、上あごが前に出ている、または下あごが小さく後ろに下がっていることで、相対的に口元が目立ちやすくなります。
このタイプは遺伝的な要因が大きく、見た目だけでなくかみ合わせや発音、顎の運動にも影響することがあります。
② 歯並びの問題(歯性上顎前突)
前歯が前に傾いていたり、歯列が狭いために前方へ押し出されたりしている場合にも、
口元が出て見えることがあります。
このようなケースは、歯の位置や傾きを矯正することで改善が期待できます。
③ 習慣や筋肉の問題
小さいころの指しゃぶり、舌で前歯を押す癖(舌癖)、口呼吸などの生活習慣や舌・唇の筋肉の使い方も、口ゴボを引き起こす要因になります。
これらの癖は無意識に行われることが多く、長期的に続くことで歯並びや骨格の成長に影響を与えてしまうのです。
「見た目が気になる」ことはもちろんですが、口ゴボは口腔機能にも影響を与えることがあります。
・かみ合わせの不具合
食べ物がうまく噛めなかったり、奥歯に過度な負担がかかったりします。
・口呼吸による口腔環境の悪化
唾液が蒸発しやすくなり、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
・発音のしにくさ
特に「さ行」「た行」など、前歯の隙間を使う音が不明瞭になることもあります。
・口唇閉鎖不全
力を入れないと口を閉じられないため、顔の筋肉に余計な緊張がかかり、慢性的な疲労や見た目の印象にも影響します。
口ゴボは、原因と状態に応じた適切な治療によって改善が可能です。
治療法は大きく分けて以下のような選択肢があります:
◎ 歯列矯正による改善
歯の傾きや位置が原因の場合、矯正治療によって前歯を後退させ、
口元をスッキリと整えることができます。
ワイヤー矯正やマウスピース型矯正など、
ライフスタイルや症状に合わせた方法をおすすめします
◎ 外科矯正(手術を併用する場合)
骨格性の要因が強い場合には、矯正治療だけでは対応が難しいことがあります。
その場合には、顎の骨を移動させる手術と矯正治療を組み合わせる方法が選択されることがあります。
こうした外科矯正は、見た目の改善だけでなく、機能面(かみ合わせ・呼吸・発音)も大きく向上することが多いです。
しかしながら、大掛かりな治療のため、大学病院を受診していただくことをおすすめします。
◎ 筋機能療法(MFT)
口ゴボの根本的な原因が、舌の癖や口輪筋の弱さにある場合は、
筋機能訓練を取り入れることもあります。
口を正しく閉じる力や、舌の正しい位置を覚えることで、後戻り防止や軽度の改善に効果があります。
「口ゴボ」は、見た目の印象に大きく関わるだけでなく、
健康なかみ合わせや呼吸、発音といったお口の「本来の機能」とも深くつながっています。
見た目の悩みだからと放置せず、専門的な診断と治療を受けることで、
将来的なトラブルの予防にもつながります。
もしあなたが口元のことで悩んでいるなら、まずは歯科医院にご相談されるとよいでしょう。
医療法人社団天白会有明ガーデン歯科クリニックは、
お口の中の些細なトラブルやお悩み事、検診など、お気軽にご相談できる歯科医院です。
患者さま一人ひとりの価値観やライフスタイルに合わせたご提案を行っています。
どんなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
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有明ガーデン歯科クリニック
院長 歯学博士 石坂千春
理事長 歯学博士 山田健太郎 日本口腔インプラント学会 専門医
こんにちは
今回のブログは、保険治療と自費治療の違いについてお話したいと思います。
~大切なのは「治す」だけでなく「どう治すか」~
歯科治療には、大きく分けて「保険治療」と「自費治療」の2つの選択肢があります。どちらも大切な役割を果たしますが、治療の質・見た目・耐久性にこだわりたい方には、自費治療がより満足度の高い選択となることが多いです。
では、2つの治療方法について述べていきます。
保険治療は、健康保険を使うことができる診療のことです。
治療の際に患者さんが負担するのは原則3割と決まっており、保険治療の費用は全国で一律なので全国どこの歯医者で治療を受けたとしても、費用はどこも一緒になります。
仮に治療費が10,000円かかっていたとしても、3割負担であれば3,000円で済むということです。
ただし、治療の内容は決められていて、その内容が必ずしも患者さんにとって満足のいく治療ばかりではありません。現在、国の財政の足を引っ張っているのがこの健康保険の医療費とも言われています。残念ながら、これ以上財政を圧迫する高度なコストのかかる新しい治療は取り入れられることもないでしょう。現在の保険治療は20年いや30年前とほとんど変わっていないのが実情なのです。
・国が定めた範囲内の治療・材料のみ使用可能
・費用は抑えられるが、使用できる素材や技術に限りあり
・銀歯やプラスチックの詰め物など、審美性は限定的
・主に「噛めること」「最低限の見た目」がゴール
※保険治療は「応急処置」や「最低限の回復」には適していますが、
自然な見た目や快適性、長期的な耐久性を求める方には物足りない面もあります。
自費治療は、健康保険が使えない診療のことです。
そのため、どうしても治療費は保険治療に比べると高額になりがちです。
しかしながら、健康保険には取り入れられていない、より高度で満足度の高い治療を受けることができます。
そのため、審美性が高い、また長期予後の良い治療は自費治療になることが多いです。
・高品質な材料(セラミック・ジルコニア・金属床など)が使用可能
・技術や工程に制限がなく、一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療
・見た目が自然で、他人から治療したかどうか気づかれにくい
・精密な型取り・咬み合わせ調整により快適さと長期安定性が向上
※自身の歯と見分けがつかないほど美しいセラミックのかぶせ物、まったく同じ機能を持ったインプラント、違和感が少なく発音しやすい精密な入れ歯など、自費治療だからこそ可能な選択肢が多数あります。
近年は、患者さんからの要望も多様化してきました。
下にあるような治療を希望される方は、自費治療にされたほうがよいと思います。ただし、ご自身のお口の状況によっては、治療費に見合わない結果を招くこともありますので、歯科医師としっかり話し合って決めることが重要です。
・銀歯ではなく、自然に見える白い歯で審美性を求めたい
・虫歯が再発しにくい被せ物にしたい
・長期予後を第一に考えた治療をお願いしたい
日常的な機能回復だけが目的なら保険治療でも十分なケースが多いと思います。しかしながら、見た目や快適性を重視する場合や、より長期的な予後を求める場合は自費治療が適しています。患者さんは、その説明を受けたうえでご自身の希望や予算に応じて選択することが最も大切です。
どの歯科医院でも患者さんに沿った保険治療と自費治療のそれぞれのメリットデメリットを説明しています。逆に説明のないような歯科医院は間違っていると思っています。治療の選択権は、常に患者にあるのですから。
医療法人社団天白会有明ガーデン歯科クリニックは、お口の中の些細なトラブルやお悩み事、検診など、お気軽にご相談できる歯科医院です。
患者さま一人ひとりの価値観やライフスタイルに合わせたご提案を行っています。どんなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
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医療法人社団天白会
有明ガーデン歯科クリニック
院長 歯学博士 石坂千春
理事長 歯学博士 山田健太郎 日本口腔インプラント学会 専門医
こんにちは。
今回のブログは、誰もが一度は経験したことのある「口内炎」について、ちょっと掘り下げてお話ししたいと思います。
口内炎は、口の中にできる小さな白いできもの。
歯があたるたびにチクッと痛くて、食べ物を食べるのも億劫に…。
見た目は地味ですが、日常生活をネガティブにさせてしまう、口内炎の発症する原因と対処法について詳しく説明します。
口内炎とは、口の中の粘膜にできる炎症のことです。
舌、頬の内側、唇の裏、歯茎など、どこにでもできる可能性があります。
医学的には「アフタ性口内炎」「カタル性口内炎」「ウイルス性口内炎」など、
いくつかのタイプがありますが、一般的によく見られるのは
アフタ性口内炎です。
では、口内炎は一体なぜできるのでしょうか?
一番多いのが、物理的な刺激によって粘膜が傷つき、
その部分が炎症を起こしてしまうパターン。
例えば、食事中にうっかり口の中を噛んでしまったり、
熱すぎる食べ物でやけどをしたり、固い食べ物(ポテチとかフランスパン)で
粘膜がこすれて傷つくと、その部分が炎症になって口内炎になります。
また、歯並びが悪かったり、自分の口に合わない入れ歯や矯正器具が
口の中を慢性的に刺激している場合も口内炎を発症するため、注意が必要です。
口内炎って、仕事が忙しかったり、寝不足が続いた時にできやすい記憶はないでしょうか?
それは、体の免疫力が落ちているサインだったのかもしれません。
ストレスや疲労がたまると、体全体の免疫力が低下し、普段は跳ね返しているようなちょっとした刺激や菌にも負けてしまい、口内炎として現れてしまうのです。
特に意識したいのがビタミンB群の不足。
ビタミンB2、B6、B12などは、皮膚や粘膜の健康を保つために重要な栄養素です。これらが不足すると、口の中の粘膜が弱くなり、炎症が起こりやすくなります。また、鉄分や亜鉛の不足も関係するといわれています。
偏った食事やダイエットをしているとき、口内炎ができやすくなるのはこのためです。
※ビタミンB群で押さえておきたい食材は豚肉、鶏肉、さば、かつお。その他、ゴマや玄米、アーモンド、アボカドなどにも豊富に含まれているので、それらをコンスタントに摂取すると良いでしょう。
まれにですが、ウイルスや細菌、真菌(カビの一種)が原因で口内炎になることもあります。
たとえば「ヘルペスウイルス」による口内炎は、水ぶくれのような見た目で、
強い痛みや発熱を伴うこともあります。
「カンジダ菌」という真菌が増えると、白っぽい苔のようなものが口の中に広がる「カンジダ性口内炎」になることも。。。
この場合は自己治療ではなく、医師の診断と治療が必要になります。
軽い口内炎であれば、だいたい1週間から10日ほどで自然に治ります。でも、痛みが強かったり、早く治したいときは次のような対処法が有効です。
市販の口内炎用軟膏を塗る(ケナログ、アフタッチなど)
うがい薬で口の中を清潔に保つ
刺激の強い食べ物(辛い物、熱い物、酸っぱい物)を避ける
栄養バランスの取れた食事を心がける
ちなみに、口内炎のときにコーヒーやアルコールはできるだけ控えた方がよいでしょう。刺激が強すぎるため、治りが遅くなったり痛みが悪化することも。
「たかが口内炎」と侮るなかれ。
以下のような場合は、医療機関の受診をおすすめします。
なかには、口腔がんなどの重大な病気が隠れている場合もありますので、
長引く口内炎は必ず相談しましょう。
予防は何よりも大切です。以下のようなポイントを意識してみてください。
ちょっとした工夫で、口内炎の予防につながります。
口内炎は小さな炎症ですが、その痛みはなかなか侮れません。でも、その原因を知って日々の生活で少し気をつけるだけで、予防や早期回復につながります。「最近、口内炎ができやすいな…」と思ったら、体からのSOSのサインかもしれません。
食事や睡眠、ストレスケアを見直して、自分を労わってあげましょう。
それでは、今日もおいしくご飯が食べられる一日になりますように!
医療法人社団天白会有明ガーデン歯科クリニックは、
お口の中の些細なトラブルやお悩み事、検診など、お気軽にご相談できる歯科医院です。また、セカンドピニオンでの受診も受け付けております。
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こんにちは
今回のブログは子供の虫歯についてお話ししたいと思います。
乳歯の虫歯は、永久歯の虫歯と比べて進行速度が早くなります。
これは、エナメル質が永久歯よりも薄いことに原因があります。
エナメル質が溶け始めたと思ったらすぐに穴があき、
象牙質、あるいは神経にまで虫歯が進行します。
仕上げ磨きの際には、黒っぽい変色、茶色っぽい変色、
ホワイトスポットの有無を注意して見てあげてください。
早期であればあるほど、お子様の治療の負担も軽減されます。
乳歯と永久歯の違い
項目 | 乳歯 | 永久歯 |
エナメル質の厚さ | 約0.5〜1mm | 約1.5〜2mm |
象牙質の厚さ | 薄い | やや厚い |
進行スピード | 早い(数か月で神経に到達することも) | 比較的ゆっくり(年単位の場合も) |
虫歯に対する抵抗力 | 弱い | 強い(フッ素などでさらに強化可能) |
神経(歯髄)の位置 | 表面に近い | やや深い |
正しい、歯磨きができていないと、歯垢が残り虫歯菌も多くなります。虫歯菌が多ければ多いほど、虫歯の進行を早くさせてしまいます。
虫歯菌の大好きな糖質を過剰に摂取すると、虫歯菌の活動はより活発になり、
虫歯の進行が早くなります。
お米やパンなどで日常の食事として適切な量を摂取することは大切ですが、
甘いお菓子や清涼飲料水などはできる限り避けたほうが賢明です。
ダラダラと時間をかけて食べると、お口の中が酸性になる時間が長くなり、ミネラルが溶け出す脱灰に、唾液による再石灰化が追い付かなくなり、虫歯が進行します。
あまり噛まずに飲み込む癖があると、唾液の分泌が少なくなり、
溶け出したミネラルを戻してくれる再石灰化の作用が十分に機能しません。
脱灰が進み、虫歯が早く進行します。
三食だけでなく、おやつのあとも、必ず歯磨きをしましょう。
食後すぐに歯を磨く習慣を身に付けることが最も大切です。
また、歯磨き粉はできればフッ素配合のものを使用しましょう。
磨き方は、歯科衛生士から指導された方法を実践するのが望ましいでしょう。
仕上げ磨きは「6〜8歳までは必ず」「10歳までは必要に応じて」が推奨されています。
歯の再石灰化を促し、歯質を強化する「フッ素塗布」は、虫歯の予防だけでなく、進行の抑制にも有効です。
3~4ヵ月に1度、定期的に検診を受けることが大切です。
よく噛ませること、ダラダラと食べさせないことに重点を置いてください。
家族みんなで、きちんと食卓で食事をする習慣があると、
これらのことを習慣づけやすくなります。
また、おやつについては、時間を決めて甘いお菓子よりも果物やチーズなど、虫歯になりにくいものを選択しましょう。
食べた後は歯磨きをお忘れなく。
水を飲む、口をゆすぐだけでも効果があります 。
子供の虫歯は、生活習慣と口腔ケアの工夫によって高い確率で予防できます。「歯医者は痛くなってから行く場所」ではなく、「虫歯を作らないために通う場所」という意識が重要です。
家族みんなでお口の中の健康に関心をもち、子供の将来の歯を守る習慣を築きましょう。
また、口腔ケアの一つとして、洗口液を使用されるご家庭も増えてきました。
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毎日の歯みがきと一緒に洗口液も併せて使ってみてはいかがでしょうか。
医療法人社団天白会有明ガーデン歯科クリニックは、 お口の中の些細なトラブルやお悩み事、検診など、お気軽にご相談できる歯科医院です。また、セカンドピニオンでの受診も受け付けております。 土日祝も20時まで診療しており、駐車場も完備しています。お気軽にご相談ください。
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有明ガーデン歯科クリニック
院長 歯学博士 石坂千春
理事長 歯学博士 山田健太郎
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歯科材料および薬品の価格高騰により、鎮静麻酔の治療費を下記の通り改定いたします。
ご理解ほどお願いいたします。
改定日:2025年5月15日
旧 75,000円(税込82,500円) → 新 85,000円(税込93,500円)
「なんだか最近、顎が疲れる」「歯がじんわり痛む」「肩こりや頭痛がひどい」―こんな悩みを抱えている人は少なくありません。
これらの症状、もしかするとTCH(Tooth Contacting Habit/歯列接触癖)が原因かもしれません。
TCHとは、無意識のうちに上下の歯を接触させる癖のことです。日常的に、気づかないうちに歯をカチッとくっつけている人は意外と多く、それが長時間に及ぶと、体にさまざまな不調を引き起こす可能性があります。
最近はスマホを見ている時に無意識にしている人が多いと聞きます。
今回は、そんなTCH(Tooth Contacting Habit/歯列接触癖)についてお話したいと思います。
私たちがリラックスしているとき、上下の歯の間には通常1〜3mmほどのすき間(安静空隙)があるのが正常です。しかしTCHがある人は、このすき間を作らず、無意識に上下の歯を接触させてしまいます。
たとえば、仕事に集中しているとき、スマホを見ているとき、緊張しているときなど、上下の歯が触れていないか意識してみてください。もし頻繁に接触しているなら、TCHの可能性があります。
TCHは軽視されがちですが、長期的に続くと以下のような影響が出ることがあります。
顎関節症:顎の関節に負担がかかり、痛みや開閉時の違和感を引き起こす
歯の痛みやすり減り:歯に圧力がかかり、知覚過敏や歯の摩耗の原因に
頭痛や肩こり:噛む筋肉が緊張し続け、首や肩にまで負担が波及
集中力の低下:常に体が緊張状態になり、ストレスや疲労感が溜まりやすくなる
一見、歯とは関係なさそうな症状も、TCHが原因になっているケースは珍しくありません。
TCHの主な原因は、次のようなものが挙げられます。
ストレス:緊張や不安が続くと、無意識に歯を食いしばるようになります。
姿勢の悪さ:猫背やうつむき姿勢は、噛む筋肉に力が入りやすい状態を作ります。
集中時の癖:パソコン作業や勉強中、無意識に歯をくっつける人は多いです。
睡眠中の歯ぎしりとの関連:TCHがある人は、睡眠時の歯ぎしりや食いしばりも併発しやすいとされています。
TCHのやっかいなところは、「無意識の癖」であるという点です。したがって、意識して直していく必要があります。以下の方法が効果的です。
1. リマインダーを使う
「歯を離す」「リラックス」などのメモをデスクに貼ったり、スマホの通知機能を活用して1時間おきに表示させたりすると、無意識のクセに気づきやすくなります。
2. 姿勢を見直す
椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばすことで、顎や首に余計な力が入らなくなります。特にデスクワークの人は、パソコンの高さや椅子の調整が大切です。
3. ストレスを軽減する
簡単なストレッチや深呼吸、音楽を聴くなど、自分なりのリラックス方法を持ちましょう。ストレス対策はTCHだけでなく、全身の健康に役立ちます。
4. 歯科医院に相談する
TCHが強く、顎や歯の症状が出ている場合は、歯科医院で相談するのがおすすめです。マウスピースを使った治療や、姿勢・生活習慣のアドバイスを受けることもできます。
TCHに気づくことが第一歩
TCHは非常に身近で、多くの人が抱える問題ですが、気づいていないケースがほとんどです。「歯は食事や会話のとき以外は触れていないのが正しい」という認識を持ち、日常的に意識して改善していくことが大切です。
もしこの記事を読んで、「あ、今歯がくっついてる!」と感じたら、それが改善の第一歩。今日から少しずつ「歯を離す習慣」を始めてみましょう!
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医療法人社団天白会
有明ガーデン歯科クリニック
院長 歯学博士 石坂千春
理事長 歯学博士 山田健太郎 日本口腔インプラント学会 専門医