歯が抜けたまま放置していると、顔つきや表情まで変わってきます。早めに自分に合った入れ歯を作ることが大切です。
いつまでもおいしく食事が食べられるためには、しっかり噛め、違和感が少ない入れ歯が大切です。そして、心からの笑顔のために、目立たない入れ歯を。
プロの目で、患者様一人一人に合った入れ歯をご提案します。

当院の入れ歯 4つの特徴

口内環境を整えたうえで製作

当院では、口の中の環境を整えたうえで入れ歯を設計するため、患者様のお口にぴったりの入れ歯をお作りいたします。
たとえば、噛み合わせが乱れたままの状態で入れ歯を入れても、噛み合わせのバランスが悪く、「ガタついて痛い」「違和感が大きい」といった不満の元にになるだけです。とても快適に長く使うことはできません。
当院では、患者様の噛み合わせや顎の骨の形態、残っている歯と補綴物の状態などを最初にチェックします。お口の中に問題があれば、その問題を解消してから入れ歯を設計していきます。そうすることで、一人ひとりの患者様のお口にぴったり合った入れ歯をご提供でき、長く快適に使っていただくことができるのです。

多様なニーズに対応

当院では数ある素材・型式の入れ歯の中から、患者様のご要望・ご予算にあった入れ歯をご提案します。
患者様の口の中の状態や要望・予算などによって、最適な入れ歯は変わります。当院では患者様のさまざまなニーズにお応えするため、数多くの入れ歯を取り扱っています。
「しっかり噛める」「違和感がない」「周囲に気づかれない」「手入れが簡単」「長持ちする」「安い」など、希望も人それぞれです。みなさまの入れ歯に関するご要望を遠慮なくお聞かせください。
そのうえで、プロの知識と経験を踏まえ、患者様にとって最も適した形式、素材の入れ歯をご提案いたします。

丁寧な調整

どんなにいい入れ歯でも、長く使っていると不具合が出てくるもの。合わなくなってきた入れ歯の調整も行っています。入れ歯を長く快適に使い続けるため遠慮なくご相談ください。
長年、同じ入れ歯を使い続けると、どうしても食べ物が挟まったり、外れやすくなったりして、違和感や痛みを感じるようになります。そんな状態を我慢して使い続けていると、歯の健康にもよくありません。長く快適に入れ歯を使い、歯の健康を守るため、定期的にチェックにお越しください。
患者様の口の中の状態によっては、入れ歯からインプラントやブリッジに変えたほうが良いケースもあります。治療法を選ぶのは患者様ですが、インプラントやブリッジなどのメリットやデメリットをご説明したうえで患者様と一緒にベストな治療法を考えてまいります。

オーダーメイドの精密な入れ歯

当院では、患者様の歯の一部であるかのような精密な入れ歯をご提供します。
私たちの口の中は非常に繊細にできており、髪の毛が1本入っただけでも違和感を覚えます。入れ歯となればなおさらで、ストレスなく入れ歯を使い続けるには、どれだけ精密な入れ歯を作れるかにかかっています。
入れ歯の製作方法によっては保険診療の対象とはならず、全額自費診療となりますが、当院は「まるで歯の一部であるかのような入れ歯」を目指して、細心の注意を払って入れ歯を製作します。熟練の歯科技工士と連携し、オーダーメードで快適な入れ歯を設計・製作いたします。
保険診療の対象となる入れ歯は比較的安価に製作できるのがメリットですが、品質面ではどうしても劣ります。このため、せっかく作った入れ歯を自費で作り直す患者様は多くいらっしゃいます。
保険の入れ歯は、国が指定した材料・手順で製作する必要があり、技工士を選ぶこともできません。このような制約のため、どうしてもオーダーメ―ドのような精度の高い入れ歯ができなのです。快適さにおいても見た目においても、とうてい自費診療で作った入れ歯には及びません。
長く快適に入れ歯を使い続けたいという方には、自費診療での入れ歯づくりをおすすめします。

入れ歯治療とは?

虫歯や歯周病といった病気や思わぬ事故で歯を失ってしまったときに、歯の機能を補ってくれるのが入れ歯(義歯)です。入れ歯は、健康保険が適用されるものと、保険適用外で全額自己負担となるものの2種類があります。
保険適用の入れ歯はレジン床義歯と呼ばれ、全額自己負担の入れ歯はノンクラスプデンチャーやコーヌスデンチャー、インプラントオーバーデンチャーなどさまざまな種類があります。自費診療の入れ歯は使える素材に制限がなく、装着感や食感などに優れた新素材を使うことができます。

歯がない状態を放置するリスク

歯を失ったままの状態で放置していると、食事や会話のときに不便な思いをするだけありません。歯がないと噛む力が顎の骨に伝わらないため、顎の骨が痩せていきます。そして、顎の骨が痩せると、顔つきや表情まで変わってしまうのです。
よく、歯がないと「老け顔」になるといわれます。特に口元の老化が進み、年齢よりも老けた顔に見られてしまいます。

入れ歯の種類と特長

現在は多くの種類の入れ歯が登場し、それぞれ違った特長を持っています。
耐久性やフィット感、見た目、噛み心地など、それぞれに優れた点があり、患者様が最も重視する点に合わせて素材などを選ぶことができます。
また、一般的な義歯より特殊義歯のほうが患者様の希望に細かく応えることができます。

部分入れ歯と総入れ歯の違い

総入れ歯は、上顎もしくは下顎のすべての歯を失ってしまった方のための入れ歯です。歯茎を支えにして入れ歯を固定します。一方で、部分入れ歯は、自分の歯が残っている場合に使われる入れ歯で、残っている歯を支えにしてバネをかけるなどして1本から数本の入れ歯を固定します。

一般的な義歯

レジン床義歯
(プラスチック義歯)

歯科用プラスチックでできた保険適用の入れ歯です。
リーズナブルに製作でき、破損したときの修理が簡単なことなどがメリットです。
噛む機能はある程度、回復できますが、割れやすいことや、分厚いため違和感が大きく、熱が伝わりにくいといったデメリットがあります。

金属床義歯
(コバルトクロム合金)

コバルトクロム合金でできた自己負担の入れ歯です。
他の金属床義歯に比べてやや厚みがありますが、金属床の義歯の中ではもっともリーズナブルです。
熱伝導に優れているため、食べ物の熱さ、冷たさをしっかりと感じることができ、丈夫で壊れにくいのがメリットです。

金属床義歯(チタン)

チタンでできた自己負担の入れ歯です。軽くて丈夫で違和感が少ないという特徴があります。
チタンは強度に優れているため、薄い入れ歯を作ることができます。
軽くて装着感も良いため、顎に馴染んで口が疲れにくいというメリットがあり、アレルギーが起こりにくい、丈夫で壊れにくいという特徴もあります。

特殊義歯

ノンクラスプデンチャー

生体用シリコンを使った自己負担の入れ歯で、スマイルデンチャー・バルプラストとも呼ばれます。
金属のバネを使わず、シリコンの弾力を利用して吸盤のように固定します。
これまでの部分入れ歯都は違って金属のバネがないので目立ちにくく、見た目も自然です。
また、やわらかくコンパクトなので口の中にフィットしやすいのもメリットです。
一方、修理ができないという欠点があり、数年使っていて歯や歯茎の変化で合わなくなってしまったら、作り直す必要があります。

磁石式アタッチメント義歯

磁石(マグネット)の力で固定する自己負担の入れ歯です。
顎の骨に磁石を組み込んだインプラント(人工歯根)を埋めこみ、磁石を組み込んだ入れ歯と磁力によって固定します。
インプラントではなく、残っている自分の歯に磁石をつけて固定する方式もあります。